会社のお盆休みを利用して水俣病資料館を訪問させて頂きました。
水銀の適正処理推進を掲げる企業の社員として、以前より一度行ってみたいと思っており、
今回のお盆休みで少し時間が取れましたので、新水俣駅から路線バスに乗って水俣市内の様子を
窓から見ながら14年の歳月と485億円もの巨額な費用をかけて埋立された後にできた
エコパーク水俣という公園内にある水俣資料館へ到着しました。
資料館ではシアタールームで水俣病の概要についてビデオを見た後、
資料の展示室を回らせて頂きました。
昭和7年に無機水銀を触媒としてアセトアルデヒドの生産を開始してから
昭和43年に触媒工程で副生されたメチル水銀が水俣病の原因と特定されるまで
経済活動を最優先したがために36年もの間、有害なメチル水銀廃液が流され続けたそうです。
8月16日に水俣条約が発効され、国内では10月1日に改正政省令が施行されます。
改正により、水銀廃棄物の取り扱い、廃水銀等の処分基準、水銀使用製品産業廃棄物及び
水銀含有ばいじん等の処理基準の規制が強化されます。
水俣病のような甚大な被害をもたらす公害が二度とないように廃棄物の適正処理の
お力になれるように廃棄物処理業者の一員として日々活動していきたいと思います。